2014年 05月 23日
たまには真面目に作業のことを。 ロクロでひいた器は、雨が降っていなければ、器の大きさにもよりますが、カップ類は翌日、お皿は2日後には削れます。 雨が降ると全然器が乾かず、ひたすらロクロをひく作業に徹します。 削るときに使用する道具『カンナ』 沢山削ると、カンナ自体も削れていき、右から左のカンナのように幅が細くなっていきます。 『シッタ』という道具の底に泥を付け、ロクロを回しながら吸い付いて天板に固定される前にシッタの下部をゴンゴンと叩きながら天板の中心に据えます。 シッタに半乾きの器を被せ(今回はエッグカップです)、この器も横をポンポンと器を叩きながら中心を揃え、中心が合ったら器の底をポンポンと叩いてシッタにしっかりくっつけます。 まずは2、3回カンナを当てて自分の狙った高台の高さまで水平を出しながら底面を削り落とします。 次に高台の内側を狙ったサイズまで削り 最後に横から器の形を見ながら、高台部分からカップの膨らみのトップまでラインをつなげるように余分な粘土をカンナで削り落とせば終了です。(画像を回転させられない・・) 左が削ったばかりのカップで、他のカップは前日に削ったもの。 削るタイミングが1日違うだけで水分が飛んでこんなにちっちゃくなります。 私の粘土だと、ロクロをひいた状態から本焼き後ではだいたい17%も縮みます。 ロクロをひいた時は「お~きいなぁ」と思っても、焼きあがったときには「こんなにちっちゃくなるの?!」と今でもたまに驚きます^^
by maramarata
| 2014-05-23 23:24
| 陶芸のこと
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