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2015年 06月 22日

筆運びのこと

たまには真面目に仕事のことを。

仕事で染付けをしていますが、実は絵を描くことは苦手です。
というより、センスゼロ、全く描けなさすぎて笑えます。
こんな私ですが、あるとき友人が貸してくれた筆で線を描く楽しさに目覚め、ただ好きというだけでここまでやってきました。
独学の絵付けなのでひどいものですが、下手くそゆえ、器も緊張せずに気軽に使えて愛着がわくのでは・・とポジティブに考えるようにしています。


こんな感じで15cmくらいの至近距離で筆先を凝視しながらの作業。
c0263832_21530401.jpg

筆がしなると線の太さが変わるため、なるべく筆先を立てたまま、しならないように運びます。
かといってゆっくり筆を運べば、生地がぐんぐん絵の具を吸い込んで濃くなり、すぐにかすれてしまうので、スピーディーさが必要です。
また、お皿なら内側に、カップや丼なら外側に湾曲しているので、紙に描くようにはいきません。
1本の線を描くあいだに、器の湾曲に合わせて、器と筆先の距離を近づけたり離したりして線の太さが変わらないようにしています。

この間驚いたのが、半円3本を描き終えたら無意識に左手は器を、右手は筆をクルッと回転させていました。
続けて描くと筆先が平らになって太い線になってしまうので、無意識のうちに筆先を回転させて常に細い線が描けるようにしていました。
脳みそとは別に、手は手の感覚ですべきことをわかっているようです。


by maramarata | 2015-06-22 21:52 | 陶芸のこと


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